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3Dプリンタ製のボーチャードC93を缶スプレーで塗装しました

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実はわたくし、機構的革新を以って歴史に名を残した拳銃のトイガンを集める趣味がございます。

そのうちの1つとして、歴史を調べてるうちに出会ったボーチャードC93(以下、ボーチャードピストル)が欲しい。と軽い気持ちで思ったのが始まりでした。

拳銃と言われて思い浮かべる形といえば、回転式リボルバー拳銃と半自動式セミオートマチック拳銃の2種類かと思います。

ボーチャードピストルというのは、世界ではじめて実用化された半自動式拳銃です。特徴的なシルエットを持ち、トグルロックという特殊な機構を備えていて、より有名なルガーP08のご先祖様だったりします。

そんなボーチャードピストルのトイガンを探してみたのですが、あまりにも希少すぎました。

現在までにモデルアップされているのは、ハートフォード製[1]とCAW(クラフトアップルワークス)製のもの[2]だけのようなのですが、そもそも高価な上に流通数も少なく、中古市場にすらなかなか顔を出してくれません。11年間も探し回ってようやく手に入れたという人[3]がいるくらい…。

そんな中、実に現代的な商品を目にしました。

3Dプリンタ製のボーチャードピストルを買ってみた

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はじめて触れる3Dプリンタで作られたアイテムが、まさかのボーチャードピストル。

金属パーツはゼロで、発射機構もない樹脂製のモデルガンです。存在感はしっかりとボーチャードピストルそのもの(実物見たことないけど)。

トグル機構は再現されていますが、スプリングがないので傾けるだけで動きます。当然ですが積層跡もバッチリあります。造形物が手に入るのは大変ありがたいのですが、3Dプリンタでできました!という主張が激しい…。

ガンプラ制作で培った知識を駆使して、なんとか見た目をアップデートできないだろうか。

どうやら、このボーチャードピストルはPLA(ポリ乳酸)樹脂という素材でできているようです。

この素材は経年劣化が起こりやすく、環境によっては1〜3年で砕けやすくなっちゃうとのこと。水や光、熱にも弱い。ということは、水で洗うのは怖いし、ヤスリがけもやりすぎたら熱が発生してしまう。あと噂によるとそもそもヤスリがけしても表面が逆に毛羽立ってしまうらしい。

というわけで、下処理をせずにいったんサフを吹くことにしてみました。

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うーん積層跡は当然ですが消えないですね。ただ精密じゃない分、雑に吹いても稼働部が詰まったりすることはなさそう。

サーフェイサーをあえて厚塗りして、サーフェイサーをヤスリで整える方法を試したり、艶消しスプレーで表面を溶かして凹凸が軽減されないかを試してみました。

結果はイマイチでしたので、コスパ的には全面の表面処理をするのは現実的ではなさそうですし、やるにしてもパテを用いた方が良さそうです。

合わせ目のような部分はなんとか見えにくいくらいまでには持って行けたかも?

どうやら世の中にはトイガン向けのスプレー塗料が販売されているようです。今回はYouTubeで知ったキャロムショットというメーカーさんの塗料で塗装に挑戦してみました[4]。

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1. フレーム下塗り:ステンレスシルバーカラースーパーハードタフ

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塗膜が剥がれた時にダメージ加工のような見え方になることを期待して、下地にステンレスシルバーカラーを塗ってみます。

凄まじい塗料です。1つの塗料を吹き付けるだけで、ここまで金属感がでるんですね…👀水性塗料しか扱ったことがないので驚きました。とはいえ説明文に「人体に有害」ってはっきり書いてあるとちょっとビビってしまいますね😂

表面がおもいっきりデコボコしているので、さすがに塗料の力を十分に発揮できてない気がしますが、肉眼では本当にすごいステンレス感です。

2. フレーム重ね塗り:ブルースチールスプレー

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24時間ほど乾燥させたら、上から薄くブルースチールスプレーを吹いてみます。

写真で伝わりづらい絶妙な青さ…!この塗料もとてつもないパフォーマンスです。ただ引き際を誤り吹き付けすぎたせいで、結構青くなってしまいました…。とはいえ無塗装状態よりはずっと雰囲気があります。

乾燥が終わったら、2000番のヤスリで水研ぎをしてダメージ加工をしてみます。

場所によっては塗装が剥げた金属っぽいのですが、やっぱり積層痕はきつい。なんとなく雰囲気が出ていればいいと納得するのがよさそうです😂

シリコンスプレーで磨いたり、全体的にコンパウンドで磨いて艶を出そうと試みましたが、それについては割愛します。結局この上からさらに別の塗料を吹き付けることにしたので意味なくなっちゃった…。

人生初の調色に挑戦してみました。茶色があると思っていましたが意外と持っておらず、いろいろ色を混ぜて思っている茶色を作ることに…。

なんとかかんとかチョコレートみたいな色になったので、勘でArmor Carbonを混ぜ混ぜして調整…。

エアブラシで塗装して、筆で塗膜表面を擦ったりして試行錯誤…。

なんとかぱっと見「木製っぽくね?」と思ってもいいくらいの雰囲気に到達しました!

肉眼では紺色になってしまったため最後の仕上げに、別の用途に使おうとしていたブラックスチールを吹き付けて完成としました。

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これが本当にすごい。プラスチックに吹きつけただけで視覚的に重さを感じる仕上がりになります。

今度こそ薄く薄く、遠目からふわりふわりと塗料をかけて仕上げました。

寝かせたり角度を変えると、今でも青色っぽい表情を覗かせます。塗料の力ってすごい。積層痕は丸出しだし、細かい塗り分けまではしませんでしたが、遠目に見る分にはばっちりな品質です。